長走川地区復旧治山工事(R3補正)

          令和5年度治山・林道工事コンクール 関東森林管理局長賞 受賞

  • 所在地:新潟県東蒲原郡阿賀町日出谷地内
  • 発注者:下越森林管理署
  • 竣工:2022年

本工事は国有林内で被災した法面を簡易法枠工S=2,416.6m2により災害復旧する工事です。

 

現場は国道459号線師走トンネルを抜け、民有林林道下山線、長走線と2つの林道を林道入り口から13.5㎞、片道45分程度の位置にあります。
また、民有林林道のため、一部コンクリート舗装はされていますが、ほとんどは砂利道で劣悪な道路のため、
ひとたび降雨があると砂利が流されて通勤車が走行不能になるほど、道路が荒れてしまい、降雨による作業不能日が多発しました。

 

主工種は【①簡易法枠工】、及び【②仮設工(モノレール架設303.0m)】でした。

【①簡易法枠工】とは、亀裂の多い岩盤法面や、すぐに保護する必要のある法面などに用いられる工法で、
施工方法は法面に格子状の枠を設けモルタルを吹き付けるという、非常にシンプルな工法です。

【②仮設工(モノレール架設)】とは、急傾斜地などにおいて、資材や人員等の運搬を行う工事用モノレールを設置する工法です。
こちらも非常にシンプルな工法ではありますが、組立作業はすべてが手作業となるため、労働力が必要な工法でした。

 

どちらの工法も一見簡単な作業に見えますが、簡易法枠工の施工法長がSL=83.3mと高所恐怖症でない私でも恐怖を感じてしまう所を、
ロープ2本の支持で作業をしている協力業者を見て、技術力の高さ、大変さを感じる現場でした。
また、現場照査、施工管理や検査における計測作業についても、ロープを用いて直接測定を行う必要があり、
計測の安全性や効率が課題となっている中、三次元測量を採用していただいた発注者のご協力を受けて施工完了することができました。

 

本工事は大変厳しい条件下での施工でありましたが、令和5年度治山・林道工事コンクールにおいて「関東森林管理局長賞」を賜ることが出来ました。 協力業者様はじめ関係者皆様のご尽力に心より感謝申し上げます。