本工事は平成23年7月新潟・福島豪雨の被災経験から、阿賀野川増水時に被害を受けやすい地形となっている中岩沢集落及び深戸集落へ

河川水が流入・浸食することを防ぐために、築堤護岸を構築する工事です。

2023年から関連工事である阿賀野川中岩沢地区樋門工事が始まり、本工事にて、築堤護岸 L=192.2mを構築しました。

当初計画においてブロック積 1,066m2（大型ブロック積 410m2、間知ブロック積 656m2）を施工する計画でしたが、

阿賀野川からの地山浸食が著しく、計画と実際の現場条件が異なる場面が多く、発注者、コンサルタント、受注者間で

意見を出し合いながら、現場を進めていきました。

梅雨時期には護岸ブロック施工時に町道路肩部の掘削法面が再三にわたり崩れ、水と土砂に悩まされた現場でしたが、無事故無災害で竣工することが

できました。

変化する施工条件に上手く対応することで、出来ばえが良く、阿賀野川からの浸食にも負けない仕上がりになったと思います。

これも、本工事に携わって頂いた発注者様、コンサルタント様、協力業者様、直営技能者のご協力のおかげです。心より感謝を申し上げます。