阿賀町と巴山組
新潟県 東部―阿賀町
かつて、阿賀町は福島県に属していたこともあり、会津と越後の両方の歴史や文化が垣間見える地域です。新潟市からは一般道で一時間ほどで着く場所にあります。
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四季によって表情が変化する、
山と川に囲まれた美しき山河の里
阿賀町といえば、きつね火伝説の「狐の嫁入り」が有名です。 「狐の嫁入り」が開催される5月には県外や県内から人が集まり、多くの人で賑わいます。また、自然豊かな地域で、レジャーも盛んに行われており、夏はキャンプや川遊びや釣り、冬はスキーなども楽しまれています。
そんな阿賀町ですが、高齢化や人口減少が進んでいる地域です。
巴山組がこの地に根を下ろしている理由
人口減少が進む中山間地で建設業を営む理由。
それは災害などで何かがあった時、真っ先に駆けつけるのが地域建設業であると考えているからです。この町の住民の生命や財産を守れるのは、この地に私たち地域建設業が存在しているからだと思っています。
山間部を守ること=都市部を守ること
山や川できれいな空気や水が生まれ、都市部に送り届けられる。水害時には流木などによる下流の都市部への水害を防ぐ。川上をきちんと整備することで川下の暮らしが守られている。多くの人に認識されてないこの事実をもっと発信していかなければと感じています。私たちは中山間地と都市部で共生していくことがこれからの時代に必要だと考えています。
10年先、100年先を見据え、中山間地が持つ
「普遍的価値」を次世代へ繋ぐ。
中山間地には多くの宝があると思っています。阿賀町には一級品の普遍的な宝が多く存在しています。全国的にも珍しい天然杉の巨木群、私たち地元民が見ても圧倒されるブナ林、山菜などの山の幸、そのまま飲める泉や清水、そして満天の星。人工物ではない、都会では体験できないこのような価値やモノは、そこに住む人がいて整備されているからこそ享受ができるのです。
現在、地域おこし協力隊の他、この地に魅力を感じて移住する方も出てきています。10年先、100年先にこういった価値がさらに見直された時、町が存続していればこの様な普遍的価値を受け入れることができます。阿賀町をこれからも残していくことが、私達の使命だと思っています。